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東北地方太平洋沖地震のお見舞い
2011年3月25日
日本統計学会会長
竹村彰通

 3月11日に東北地方を未曾有の大震災が襲いました.被災された学会員その他関係者の皆様に,心からお見舞い申し上げます.

 この地震は,1000年に一度という規模の津波を発生させ,東北地方沿岸地域に我々の想像を絶する被害をもたらしました.そして,小さな確率と,確率がゼロであることの違いを,改めて教えてくれました.

 また,原子力発電所の危機は地震発生後2週間を経てもまだ予断を許さない状況が続いています.このため,起こり得る最悪のケースの放射能汚染に対する不安が払拭できず,社会の大きな不安定要因となっております.社会が困難な選択にせまられた時こそ,それぞれの選択肢を定量的に評価したうえで的確な判断が下せるような基盤を与えることが,我々の使命であると考えます.一刻も早く,客観的な根拠によって不安が解消され,このような事態が収拾されることを祈っております.

 日本統計学会は,今回の未曾有の大災害の経験を分析・評価し,統計学に関する知見を最大限にいかして今後の我が国の復興に貢献することができます.そのような活動にできる限り多くの会員が参加できるように,学会運営を心がける所存です.